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年の途中で退職したら確定申告をした方がよい理由

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こんにちは。 柿きょうこです。

私は現在、在宅でフリーランスとしてお仕事をしておりますが、以前は普通の会社員をしておりました。
退職した年の所得税は翌年3月に確定申告を行って還付を受けたのですが、この退職者の還付の認知度がいまいち低いのでは? と思い記事にします。

『元会社員』も確定申告をした方がよい

毎月の給与から引かれている所得税は、ほとんどの場合「概算でちょっと多め」に天引きされています。年末まで会社に籍があれば、その時点で1年間の給与合計を基に正確な計算ができますので、諸々を差し引きして「ちょっと多め」に引かれていた分を還付してもらうことができます。

ところが年の途中で退職して再就職せず年末調整が行われない場合、この「ちょっと多め」の税金は引かれたままになってしまいます。
そこで、「ちょっと多めに引かれてたので返してください」と申し出るのが確定申告なのです。
ちなみに私の場合は5万円ぐらいの還付金を受け取れました。結構大きいですよね。

※年末調整も確定申告も、場合によっては追徴の可能性もあります。

国税庁サイトの解説はわかりにくい

「確定申告が必要な方」として国税庁のサイトに書かれているのは、

  • 1.給与所得がある方
  • 2.公的年金等に係る雑所得のみの方
  • 3.退職所得がある方
  • 4.1~3以外の方(その他の所得による)

この4項目です。

「1.」は多少関係がありそうですが、詳細を見てみると「2,000万円超」や「給与以外の所得が20万円超」、「2箇所以上からの給与があり云々」と、退職した場合はどうなのか、はっきりわかりません。
「3.」は、退職金は出なかったので関係ないか……と思ってしまう方も多いと思います。

確定申告は意外と簡単です

確定申告書類は、作成ツールを使って必要事項を入力するだけで簡単に作成することができます。
あとはご自身の環境に合わせてオンラインで申告まで済ませるか、印刷して税務署に郵送or直接提出して完了です。印刷はコンビニでもできますので、ご家庭にプリンターがなくても大丈夫です。

少し手間はかかりますが、お金が戻ってくると思えば頑張れます。
年の途中で退職して年末調整が行われない方は、是非チャレンジしてみてください!